ブックオフで古本売ったら諭吉さんがやってきた
本は場所を取る。読まなくなった本は売ってしまおう。
私は読書が趣味でうちにはそれなりの数の蔵書があります。本棚に入り切らなくなって、ダンボールに入っているものもたくさんあり、部屋のスペースの3割か4割を本が占めています。最近ミニマリスト系のブログを読んで私もいらない物は処分して部屋をすっきりとさせたいと思ったので、このたび読まなくなった本をブックオフに売ることにしました。にわかミニマリストとしてのスタートを切ったといえるでしょう。
売る本の選び方。売って後悔しないために。
では、まずどの本を売るかという選別作業についてです。
うちにはジャンルとしては専門書や小説がたくさんあります。
好きな作家の作品や、〇〇入門、的な本は残しておき、一度読んだけど読み返すことはないだろう、あるいはもし読みたくなっても安価で再度購入できる本は売ることにしました。
例えば、大学の時に読んだ村上春樹の本やポール・オースター、授業で使った参考書などです。村上さんの本は今も新刊出たら買ってますが、かなりの数が市場に出回るので、実際買い直そうと思えば安く手に入ります。ポール・オースターも文庫でほとんど出てるので何冊か売ることにしました。大学の授業で使った本も一応買ったけど読みなおすことはないものも何冊かあるので買い取ってもらうことに。
本棚やダンボールの中を引っ掻き回して選別していきます。とりあえず何日かに分けて作業してダンボール箱4つにまとまりました。合計で338冊です。結構な数ですね。
ブックオフの宅配買取が便利!
次にどうやって売るかついてです。ダンボール4箱に本をびっしり詰めるとこれはかなり重量です。引っ越しのときに経験された方もいるでしょうが、本って結構重いんですよね。私は車がないので、今回はブックオフの宅配買い取りを利用しました。
ブックオフ宅配買取。
これは、ブックオフが宅配業者に荷物の集荷を委託して、宅配業者が自宅まで本を取りに来てくれるというもの。集荷された本はブックオフに運ばれて、値段をつけられます。査定が完了した段階でブックオフからメールが来て、金額を確認して個人口座に振り込んでもらうという流れ。
物を処分する時って、処分するときの手間や時間、費用がネックで億劫になっていまいがちですよね。このブックオフの買い取りシステムであれば、家から一歩も出ずに本を売って入金してもらうので便利でした。
実際の手順としてはネットでブックオフの会員に登録。登録したらオンラインサイトにログインして出張買取を申請。住所や集荷する日時と時間、売る本を詰めたダンボールが何個になるか、そして口座を登録します。本人確認の書類も必要ですが、ケータイで免許証などを撮影して会員サイトにアップロードもできるので簡単です。
後日指定した日時に業者が来て集荷。私の場合はおよそ一週間ほどで査定の結果がオンライン上で確認できました。
結果はわりと細かく確認することができます。本の総数と個別の本の査定金額などもきちんと明記されており、親切なシステムだという印象を受けました。
結果は.....
ちなみに私の結果はというと、売った本の総数が368冊。そのうち値段のつかないものが約半数でした。まぁブックオフで買ってるものとかもあるのでしょうがないですね。買い取ってもらったものでも、だいたいのものはタダみたいなものですが。ちなみに一番高く売れたのはジョン・サラマーゴという作家の『白の闇』という小説でした。
- 作者: ジョゼ・サラマーゴ,雨沢泰
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/05/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一応ジョン・サラマーゴについて説明を。いやいらないか。
まぁ一応言っておくとこの日は1998年にノーベル文学賞も受賞している有名な作家です。この『白の闇』という物語は謎の伝染病で世界中の人が目が見えなくなってしまう病気になり、目が見えなくなった人たちが織りなす人間本能丸出しのなかなか怖い内容です。でも結構面白かった記憶があります(てきとう。)たしか古本屋で買った気がする。
お金の話をすると、この記事を書いた時点ではアマゾンで中古が2800円くらい。元値が2970円ですね。まぁこの半額いかないくらいの額で買い取ってもらいました。
次点はポール・オースターの『ブルックリン・フォリーズ』
- 作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/05
- メディア: ハードカバー
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ポール・オースターも結構有名ですね。村上春樹さんや村上さんと親交のあるアメリカ文学の名翻訳者でもあられる柴田元幸さんがずっと翻訳を担当されているので日本でも結構売れてるはず。私は『ムーン・パレス』あたりが青臭くて好きでしたが最近はオースターの作品は買ってません。この『ブルックリン・フォリーズ』も古本屋でやすかったのでなんとなく買いました。それなりに面白かったです(てきとう。)
今は元値が2484円。中古だと1300円くらいです。これも元値の半額よりやや安いくらいでの買い取りでした。
こういったハードカバーの本は比較的高く買い取ってもらいました。文庫本の小説などもたくさんあったので、合計して諭吉さんが一人くらいの買い取り額になりました。全部売っても3000円くらいかと思ってたのでかなり得した気分です。
実際に売ってみた感想
感想としては意外と高く売れた!
もちろん本の元値が高いものは高く売れているので、あれなんですけど。まぁブックオフで買ったものとかも入ってますし、読まなくなった本を売ったにしてはお小遣い程度になってよかったです。
今回はめんどくさかったのでやりませんでしたが、ブックオフのサイトによると本の状態を少しでも綺麗にしておくと査定金額がアップするとのこと。例えば付箋つけてるものは外すとか、カバー外してるものはつけておくとかですね。私はめんどくさかったので付箋とかつけたままで査定に出しました。すいません。
本を高く売ろうと思えばヤフオクとかで一冊づつ売ればもっと高くうれるんでしょうが、なかなか現実的ではないです。そういう意味で丸投げしてあとは全部やってくれるブックオフのサービスはそれなりに満足できるものである気がします。査定額をきちんと明示してくれるのは非常にありがたいです。
家にはまだまだたくさんの本が眠っているので、タイミングを見てまた売っていこうと思います。